軟水器ってなに?軟水の意外な効能!

ボイラーには軟水を使用しなければいけません。軟水を使用しないと硬度(カルシウム、マグネシウム)がスケールとなり不具合が起こります。

スケールは熱伝達を阻害し、つまりや最悪空焚きなどを引き起こす悪者なので、この悪者を排除する為に必ず軟水を使うのです。

日本の水は世界と比較すると軟水だと言われますが、ボイラーに使用するのは硬度がほぼゼロの軟水です。

軟水とは硬度が含まれていない水のことをいいますが、この軟水で利用できる良い効能をご紹介したいと思います。

軟水器の仕組み

軟水器というのはその名のとおり軟水を作る機械です。筒の中にイオン交換樹脂というものを入れて、そこに水を通すと硬度成分が取り除かれて軟水となるのです。

ただそれだけですととれる軟水の量が限られてしまいます。

そこで再生をするのですがなにを使うかというと塩です。塩に含まれる塩化ナトリウムを樹脂に吸着させて洗い流すと性質が元に戻りまた使用できます。

もっと細かく工程を説明しますと

1.逆洗(樹脂を下から上に水を通してほぐす)

2.通薬(樹脂に塩を注入する)

3.洗浄(樹脂についた塩を洗い流す)

4.張り込み(次回の再生のために塩水を作る)

これが軟水器の仕組みになります。ちなみにイオン交換樹脂はずっと使用できる訳ではなく

ある程度寿命があります。水質や使用時間によって寿命が短くなったりしますのでそのことは

頭に入れておかなければいけません。

軟水器の修理

軟水なのかどうかということは目視ではわかりません。樹脂を通した水を取って硬度指示薬という液体を数滴入れます。それで青色になれば軟水という判断ができます。そこで赤色や紫色になってしまうと軟水ではない為軟水器を修理しなければいけません。

軟水にならない原因としては

1、樹脂の劣化

2、再生の為の塩が足りない

3、弁のゴミかみか摩耗

他にもありますが、お客様からは塩をきちんと入れていても減っていかないという依頼が多いです。それでさきほどの液体で調べてみると赤色になっており、修理をはじめますが部品の交換が必要になると水を止めないとできないこともあり再訪問になったりするときもあります。

軟水器の活用方法

 

このようにボイラーに関わっている人は軟水器をみる機会があると思いますが、一般の人はほとんど知らないでしょう。では次に軟水はボイラーだけで使用している訳ではなくいろんな利用の仕方があるので説明していきます。

軟水器の活用方法1:洗剤の節約

軟水を使うと洗剤の泡立ちがよくなります。クリーニング店でまれに利用されていますが、泡立ちがいい為洗剤の使用量が少なくできます。逆に硬水だと洗剤の量も増やさないといけないし「金属石鹸」という石鹸カスに変化して洗浄力を低下させてしまいます。仕上りもゴワゴワになってしまうでしょう。

軟水の活用方法2:美肌効果

軟水で顔や髪を洗うとまず泡立ちがよくなり、しっとり感が残ります。肌の水分を低下させたりつっぱったりしないのです。子供にも安心して使用できます。毎日軟水で顔を洗っていると毛穴が小さくなって肌がきれいになるのがうれしいですね。

軟水風呂という銭湯もたまにみかけますが軟水の効果をよく理解しているなと思います。

軟水器の活用方法3:ごはんをおいしく炊く

ご飯を炊く時に軟水を使うとお米に浸透しやすいのでふっくらとした炊き上がりになります。

パサパサのごはんを食べてもあまりおいしくないですよね。お米もピンキリありますが軟水にかえるだけでうまさがアップするのはごはんが主食の日本人としては知っておきたいところです。

お茶やコーヒーでも軟水で淹れると味がマイルドになります。和食には軟水が適しているようです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。私が普段扱っているのはボイラーに使用する軟水器ですが、軟水をこんなことに利用できるというのはあまり知られてないのではないでしょうか?美容に良いと聞けば女性は喜ぶと思いますし、ご飯も美味しく食べられます。

いや、硬水もミネラルが取れる等良いことはありますので全てにおいて軟水が良いとは言い切れません。また軟水器はそれ自体にもお金がかかり、塩を入れたりする手間があったりと少し面倒と感じることもあるかと思いますが、お金に余裕のある方はぜひともこの軟水器を利用してみて下さい。

 

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