ボイラーってなに?蒸気の利用方法をご紹介!

ボイラーといえば温水ボイラーと蒸気ボイラーに分けられ、私が仕事で扱ってるのが蒸気ボイラーになります。しかし仕事でお客様と接していてもいまいちボイラーのことが理解できていないと感じています。仕事を離れた時に話をしてみてもボイラーという言葉は聞いたことがあるけどなにに使っているのか、どんなものなのか分かる人はほとんどいないです。そこで今回は一般の方にあまり知られていない蒸気の利用方法をご紹介していきます。

蒸気って一体なに?

私たちが普段目にする蒸気はお湯を沸かすやかんからシュ~っとでてくるものですよね。しかしあれは蒸気というより湯気ですので言い方は悪いですが何の役にも立ちません。本物の蒸気というのは密閉された容器に水を入れて圧力をかけたものになります。

例えばやかんに蓋をしたまま加熱していくと内部に圧力がかかってきます。その圧力がかかった状態でとりだせるものが蒸気です。圧力は1kg(0.1mpa)から2,3,4とだんだん上がって5kgで温度は150度ほどになります。

当然そのまま加熱を続けると破裂してしまいますからそのような使い方はしませんが蒸気の温度はそれほど高いのです。

ボイラーの構造

さてボイラーというものがどんな構造をしているのか簡単に説明しますと、

缶体(配管を溶接などして組み合わせた容器)にバーナー(炎を発生させるもの)や断熱材、ケーシング、制御装置、安全装置などを取り付けて加工した製品といったところでしょうか。

聞いただけでなんとも重くて大きそうなイメージがわきませんか?その通りでボイラーの据え付けとなると作業人数が最低2~3人は必要となります。私は据え付け後の試運転調整の役割を担っています。

ではそのボイラーがどういうところで使われているかご説明していきます。

クリーニング店

クリーニングを利用されてるでしようか?うちでは嫁さんがたまに利用しているようですが最近の若い方はあまりクリーニングにださないようですね。しかしこのクリーニング店にはボイラーが必ず置いてあります。私どもがお客様で一番訪問する回数が多いと感じています。

まずクリーニングの工程はざっくり説明すると下記のようになります。

1.預かった品物を検品して選別する

2.洗浄する(ドライクリーニング、ウェットクリーニングなど)

3.乾燥する

4.仕上げ

5.検品してお渡し

(もっと細かい作業があると思いますがご了承ください)

この3番の乾燥と4番の仕上げで蒸気を使います。蒸気は150°Cを超える為温めることにはもってこいなのです。

乾燥機に蒸気を注入して乾燥した後、スチームアイロンやプレス機で仕上げをします。

 

お豆腐店

次に訪問回数が多いのがお豆腐屋さんでしょうか。昔に比べると個人の豆腐屋がだいぶ減ってきてしまいました。お客さんに話を聞くとスーパーで買う人が増えたのと跡取りがいないことが主な理由だとおっしゃっていました。

こちらが訪問中に「木綿1丁」とか「絹ごし2丁」とか買いにくるのはやはり年配の方が多いのですが、ただ買うだけではなくなにか話をして帰られるのです。そういう光景をみていると商売というのは単純に物を買うだけではないのかなと勉強になります。

豆腐の作り方はざっくり説明すると以下の通りです。

1.洗った大豆を水につけたあと粉砕する(それを呉という)

2.呉を圧力釜で加熱する

3.加熱した呉を豆乳とおからに分ける

4.豆乳ににがりを加えてすばやく混ぜ合わせる

5.お湯を切って型に入れ蓋の上に重石をのせて成形する

6.固まったら豆腐の出来上がり

少しざっくりし過ぎた感はありますがこの工程のうち2番目の加熱する際、圧力釜に注入するのが蒸気です。お豆腐屋のご主人(御年配の)に話をお聞きしますとボイラーのおかげで昔に比べると仕事が早くなったとおっしゃいます。そんな時は「蒸気ってすごいんだ」とあらためて誇らしく思いました。

豆腐屋さんは仕込みがだいたい朝の3時か4時から始まります。まず最初にボイラーをスタートさせて、その時にトラブルがあると連絡が入るのですが、こちらもだいたい寝てる時間ですので睡眠不足の状態で出動しないといけないのが結構キツイです。

しかし豆腐は栄養もあり毎日でも食べたいものです。個人のお豆腐屋さんをみかけたらいつもと違った味が味わえる可能性もありますのでぜひ購入してください。

スーパー銭湯

スーパー銭湯が好きな方はサウナはよく利用されてると思います。このサウナででてくるのが蒸気ですね。このスーパー銭湯には機械室があり、温水ボイラーの横に蒸気ボイラーがならんでいることが多いのですが温水ボイラーと比べるとかなり小さなものになります。やはり温水のほうが量がいりますからね。

サウナはお風呂と違って体全身に汗をかけますのでよりスッキリして仕事にも励めることでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。蒸気というものは温めることにすごく便利でしかも早いのでいろんな業種で利用されているのです。他にも病院、工場、印刷関係、食品関係など言い出すときりがありません。我々もこんな利用の仕方があったのかと勉強になることがあります。

ボイラーといっても大きいものから小さいものまであり、私が取り扱っているのは簡易ボイラーという小さなものが多いです。これは免許もなにもいらないので誰でも使えますし少し勉強すれば修理もできてしまうと思いますので興味のある方はボイラーについて調べてみて下さい。

ボイラーという機械は使用するにあたって少し手間がかかりますが、蒸気はとても優れた性質を持っていますのでぜひともやけどに気をつけながら利用していただきたいと思います。

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