電気の重要性とボイラーにおける故障診断方法!

ボイラーの修理とはいえ、電気のこともある程度理解していないといけません。私も電気のことが分からないうちはなかなかスムーズに修理を完了させることができませんでした。

そこで今回は自分の経験を踏まえて電気のことがさっぱりわからない人にむけて電気とはなにか?また電気がいかに重要なものなのかを簡単にご説明していきます。

電気とは?

ボイラーには100Vと200V(電圧)があります。まれに400Vを使用しているところもありますがここでは省かせていただきます。規模の小さいボイラーですと100Vで十分ですが大きいボイラーになると200Vが必要になります。

また東日本では50HZ,西日本では60HZとサイクルが違うのはご存知のことと思います。普段それほど気にもしてないことがこの仕事をやり始めてからかなり重要になりました。というのもモーターなど回転する部品が東日本と西日本で変わるため、まれに在庫がない時に西日本エリアに50HZを納入して現地で部品交換をしなければならないことがあるからです。

本社工場と現場では作業状況が全く異なり、作業スペースが確保できないことが多くありますので大変なわけです。このようなことはあまりありませんがただサイクルがちがうだけで部品数も多くなり在庫もそれだけ抱え込まないといけないので全国統一されればいいのにと願うばかりです。

100V電圧とは?

普段家庭で使っているのは100Vだと思いますがよく考えるとなんでコンセントは2つあるのかという疑問がわいてきませんか?

それがボイラーのメンテナンスをしてますとテスターという計器で電圧などをチェックしないといけないのでその理由が分かってきました。

2本のうち1本はR相でもう1本はS相だったんですね。電圧チェックで2本をテスターであててみるとR相とS相では100Vですが、アースとR相では100V、アースとS相では0Vになるわけです。

「なんのこっちゃ?」と思われても気にする必要はありません。ボイラーを修理するにあたってはとりあえずそれだけ理解していればよいでしょう。

ボイラーでは蒸発量120kgぐらいまでは100Vで使用できます。

200V電圧とは?

先にもいいましたがある規模以上になると大きいボイラーになりますので使用しているモーター等も大きくなります。大きいモーターは3相の動力が必要になりますので3相の200Vを使うわけですね。3相ではR相、 S相、 T相で2本ずつ電圧を測るとRS間で200V、ST間で200V、RT間で200Vとなり、使っている部品も200V仕様のものになりますが制御的には100Vと200Vの違いはありません。

さて次にテスターを使ってボイラーの故障診断をしていきましょう。

電気の故障診断

さてここからボイラーにおける電気の故障診断をしていきたいと思います。電圧は100Vとします。

まずボイラーの動きを順番に説明しますと

 1.給水ポンプを動かして水をためる。

 2.送風機を動かして風を送る。

 3.イグナイターというものでバーナーに火花をちらす。

 4.油、ガスなど弁を動かして燃料を送り火をつける。

 5.圧力スイッチという部品で圧力を制御する。

ざっくりしてますがボイラーはこんな感じで動いています。

今回例として火がつかないという故障が発生したと仮定し、その際にどうやって調べていくのか、順を追って説明します。

 1.上記の1.2まで工程が進んでいるか確認。

 2.イグナイターに繋がっている基板の端子をテスターであてて100Vなければ基板の不良。100Vあればイグナイターが作動しているかの確認(目視か検電ドライバーにて)。作動していなければイグナイターの不良。

 3.先程の工程でイグナイターが作動していればガス(油)の弁に繋がっている基板の端子にテスターをあてて100Vなければ基板の不良。100Vあれば弁の不良。

 

原因が分かればあとは部品交換をして修理は完了します。

本来はもっと部品がいろいろついており、修理内容もさまざまあります。しかしある程度電気のことが分かっていると原因究明も早くなります。

まとめ

いかがでしょうか。私は電気の専門家ではないのでざっくりとした説明しかできなかったと思いますが、電気の流れが少し理解できるとおもしろいものです。

我々は普段何気なく電気を使っていると思います。もしなくなったらということはあまり考えないかもしれません。しかし今の時代はパソコン、スマホなどデジタル機器も増えて昔よりも電気を使う機会が増えているでしょう。もし電気がなくなったら我々は生活ができなくなるということを一人一人がもっと意識して節電を心がけていかなければいけないと思います。

 

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